伝えるべき事、伝えたいこと。
先日、福井県庁の1階ロビーで人と待ち合わせの約束をしていたのですが、少々早く着いてしまったのでそこにあった展示物を何気なく見ていました。
原子力事故が起こった場合の体制チャートが表示されていたディスプレイ。
私たち生活者には「報道機関」という所と、「県」「市町村」という3つの所から情報が来ると(伝えられる)と図からは読めます。
フクイシマの場合はこの情報の核である「オフサイトセンター」が機能せず、当然次の段階の自治体の対策本部は機能しませんでしたね。こうなると「地域のみなさん」への情報のルートは全くありません。
しかも、どうやって伝えるかという手段もこの画面からは読むことは出来ません。どうしたら「的確な情報」を私たちは得ることが出来るのか?その事もしっかり伝えて頂きたいと思います。
報道機関は「大災害」の場合は東京がキーになります。それは今回の大震災を見てもわかります。地元の報道機関はどうするのか?どう伝えるのかを一度県民にしっかり話をしてもらいたい。
現場に、地元にいながら東京の都合で情報を迂回しないか?
地元に本当に大事な情報は何なのか?
今、住民に伝えたいことは何なのか?その手順はしっかりと報道機関、自治体が共有提携のr-との確保は出来ているのか?
原発の再稼働を急ぐのは様々な力が働いてるからだとは想像できますが、地元住民への配慮はどうしてますか?
ストレステストは原発本体だけの問題でしょうか?そこに住む住民への情報提供に関するストレステストも必要じゃないでしょうか?
「せいていは事をし損ずる」にならぬように。「夏の電力供給が危ない!」というならばデータでみんなを納得させてくださいな。「今年の税収が危ない!」なんて事じゃないでしょうね?
今本当に伝えるべきことは何なのかを考えましょう。