何時も思うこと。今日思うこと。

日常の「思い」を文字にして残します

日常の「思い」を文字にして残します

日頃のストレスは、どこで

 連休前だと言うに、僕の「To Doリスト」には連休後の締め切りが幾つも。打ち合わせの時に、へらへら「じゃあ、連休明けには」と言った自分が情けない。天気が悪いと諦めもつくが、天気予報は「晴れのち曇り」の連続。お昼は「休み」で夜「働く」かとも考えたが、最近の傾向では、夜の働き効率が極端に悪くなってきている。つまり「寝てしまう」のです。

 話は変わりますが先日閉店間近の「餃子の王将」での出来事。

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僕は「ニラレバ定食」のモヤシをハフハフ言いながら食べてました。カウンターにサラリーマンらしい(スーツ着てるからね)お客さんが二人別々に入ってきた。テーブル席には4人組のいかにも職場の上司が「今日はおごりや!」というどや顔でビールを飲みながら部下であろう若手に何か仕事上の話を延々と話してる。あんなビール不味いだろうなとおもうが。

さて、カウンターに着いたサラリーマンの一人が早速オーダーを決めて「天津飯と餃子」と「体言止め」で注文すると、マニュアル通りにアルバイトの女の子が「繰り返します、天津飯と餃子1人前ですね」もちろん「そうです、お願いします」とは言わなかった。

女の子はマイクロフォンでオーダーを通す。

もう一人のサラリーマンはメニューをあっちこっち見ながら未だに注文を決めかねている様子だ。右隣の作業服を着た若者が食べているものをじーっと見ながら「炒飯と餃子お願いします!」

同じように女の子は「ソーハンイーガー、コーテルイーガー!」とオーダーを入れる。どうして天津飯の時は「テンチンハンイーガー」とは言わないのかと以前から思っていたのだが、いろいろあるのだろう。

 

「はい、天津飯です。」と女の子が最初に注文したサラリーマンの所へ「天津飯」をスープ付きで持ってきた。彼は、ちょっと女の子を見ながら、無言で器を受け取った。餃子用の小皿にタレを注いでしばらく待っていたように思えた。

彼の注文は「天津飯」と「餃子」だが、餃子が一緒に出てこないので、仕方が無く彼は少しずつ天津飯を食べ始めた。「餃子と一緒に食べたいのになあ~」という気持ちは、レンゲを動かすスピードでイタイほどわかる。

「餃子あがったよ!」奥の方から声がする。さっきの女の子はテーブルの片付けに出ており、かわりのバイトの女の子が「ハイ!」と言いながら伝票を見て、「炒飯と餃子」を注文したサラリーマン席にその餃子と先に上がった炒飯を一緒に運んで行った。

「炒飯と餃子」のサラリーマンは「どうもありがとう!」女の子は「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」と聞くと「ハイ!アリガトウ!以上です!」とハキハキと返事をし、餃子のタレを小皿に注ぎ、アツアツの餃子を食べ始めた。

 

その時だ

「俺の餃子の方が先に頼んだだろうが!どうなっているんだ!」

急に「天津飯と餃子」のサラリーマンが怒鳴った!店の空気がお客さんも少なかったせいもあるが一瞬ピ~ンと張り詰めた。女の子は「スミマセン、今すぐに持って参ります!」というが、悲しいことに餃子を焼く機械は次の回の出来上がりを待つ状態だった。

「おい!どうなっているんだよ!俺の方が先に注文したのに、なんで後になるんだよ!」彼の天津飯はきちっと3分の2は残してあった。

「スミマセン」女の子は謝るだけ。奥からスタッフが出てきて「間もなく出来ますのでお待ちください!」と言ったが彼は

「何で、天津飯と餃子が一緒に出てこないんだよ!一緒に注文しただろうが!フザケンナ!馬鹿にしてるのか!天津飯と餃子だけだと!」

もう既に訳がわからない状態になってきた。僕もニラレバ定食と餃子を頼んだ場合に餃子が先に来たらどうするだろう、どうおもうだろうと考えた。

「はい、餃子出来上がりました!」ああ、これで一件落着だ、と思ったら

「バカにスンナ!店長を呼べ!店長を!店の責任者呼べ!この店は客を差別するんか!本部に電話してやる!全部言うからな!」

既にアルコールも入っていないのに真っ赤顔で大声を出した。

確かに、焼きたての餃子と出来たての天津飯を順番に食べるのはイイ。イイ感じだ。パリっ、モゴモゴ、ツルッお腹が減っていたのだろうな。この時間まで残業だったのかなあとも思った。

「オイ!ナントカイッタラドウダ!セツメイシロヨ!セキニンシャガコタエロヨ!ナンデオレノギョウザガオソクナルンダ!・・・」怒って話すと「外国語」のように聞こえる。

切れやすいとか簡単に言うが、現代社会ではみんなギリギリで我慢してるのじゃ無いかと思う。切れた人と切れなかった人の差はほんのわずかだと思う。ストレス無しで生きて行けるほどの社会じゃ無いのはわかってる。

相撲で言う「徳俵」を自分の土俵にあるかないかでキャパは違うだろう。

僕は大声で車の中で叫びます!「どないせいいうんや!このやろ!」なんて。

あっ、この餃子事件の顛末は、その後を聞くのに耐えられずオアイソしてお店を出ましたので不明です。スミマセンね。